"season"


@cha16


12月:師 走


2006年12月01日


地球という星の眠りへ


水に惹かれて川から海へ 
いつか 冷たい風の中でも

下る木の葉も色鮮やかに 

 熱も寒さも 心のまま

温い木の肌 硬い守りで 
突き刺さる 雨も風も    

共に伸び 共に縮み    
  やわらかい 温みを芯に抱く  

消えそうな陽射しの子どもらも
木の葉の水面をすり抜けて
細やかな入り口より
 しみこんで 眠りつく

めぐり行く季節の星たちよ  
君たちは天の川へ 注ぐ   
  
命尽きて 星となって 
  雨粒丸く 綺羅閉じ込めて

ゆらゆらと 透けて漂う
     
地上の星も水の中へ
そして
いつか地の星も天へ上る



残る余韻は
しん という 音・・・・・


 (by www.cha16 )


2005年12月01日
※※※

  【師走の朝に】


吐く息の乳白色のもやが     
降りてきた冷気の中に漂う    
思い切り冷え込んだ 師走の朝に
もわもわと透けていく       
冬の始まりは            
靄のファンファーレから




傾き加減で長くさす陽射しは   
散りばめられた           
  場面のジグゾーパズル
街中のきらめくイルミの残像か 
冬の始まりは            
きらきらのミラーボール



思いっきり 縮こまって 
思いっきり 硬く固まって

ほんわり緩んでいく        
  極上の冬を味わうため

かちこちに凍り付いてみようか


※※



雪と氷の国の魔女は        
冷たく痛むブリザードを引き連れて
火の国に飛んでいきましたとさ  

するとね、

外側ばかりが溶け出して      
なかなか 芯まで崩れません   
ところがほんの一口、        
火の酒を口に含んだとたんに!

その温さ(ぬくさ)に緩んで     
     溶けてしまいましたとさ

※※☆※※

病院のベッドで目覚めた魔女の話、
知ってる?

あれよ、あれ!

   (by www.cha16 )


2004年12月01日

Hellow!
師走に吹く風 眠りの風よ  ***
厳しく冷たい風をやりすごし *** 
温かな 大地のぬくもりを想ふ ***
しん、という音も こころしずめる・・・

This is cha16world


 【音をたずねて 師走へ】

 
 季節にのって睦月から   
  流れて今朝の師走へと
  髪の長さとじゃれる仔の
  広がるぬくもりを身に付けた


 暑い春には川辺に遊び
   夕立待ちわび空を見た
   こんもり繁る山の木も
   風さえ届かぬ蒸れる梅雨


 乞われたわけでもなかろうに
   街にも山にもあふれた水は
   古い想いも明日の糧も
   はるか海までおちていく


 地熱にこもる灼熱の
   マグマは揺らいで空に散り
   ぽかりと浮いたこの島を
   ゆさぶり
   突き上げ
   うなって

   割った
 
       ☆ 

  星の生命のひとめぐり
  どこかでクシュンと一呼吸
  はるか仰ぐ闇宇宙には
 ちょっとまたたくだけのよう…


 それでも変わらぬ人の世に
   しんという音を
       たずねて歩こう

 

  (by www.cha16 )


2003年12月01日
 
   
Hellow!
師走に吹く風 眠りの風よ  ***
厳しく冷たい風をやりすごし *** 
温かな 大地のぬくもりを想ふ ***
しん、という音も こころしずめる・・・

This is cha16world


  【師走=眠りへの音を待つ】


 人のうごきは そ知らぬままに

 準備に追われる
      小動物=なかまたち=

 守る大地の  ぬくもりに

  安らぐ眠りへ 飛ぶおもい



   ジンとしびれる  雨に風
 
   流れる雲にも 季節のたどり
  
   変わらぬ営み つみかさね
   
   木々も枝葉を やすませる



 水は師走も 変わりはないが

 山から染み込む 薫りが宿る

 しん、という音も こころをしずめ

  土に返して うつる年の瀬・・・


   (by www.cha16 )



音楽: 曲名:"古い図書館"

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