"season"


@cha16

葉月、八月
”ときからの浮遊”お盆に 



2005年08月01日

     【葉月:しぐれて深緑】

 
   ===
   葉月
   新緑、深緑、煮詰めた みどり
   葉裏に隠れた小虫もつれて
   強くて分厚い葉月の木々は
   つんと天を目指して 丸く膨らむ
  

   灼熱地獄の砂漠を覆う
    そうさ、地球を守る雲のよに
   乱れて飛び散る水の粒子を
   木々の葉裏に押し隠す


   昼の陽かしいでささぁ〜っと夕立ち
   乾いた道路につくなり、消えて
   雨こそしぐれて ほてりも沈め
   植木に打ち水 風はそよと吹く


   ===
   葉月 
   満天の夜空に星も流れて
   天は 昼間と別の素顔を見せる
   乾いた空気にくっきり色を残し
   夜空に描いた 火の花が降る



   飛び込んだ火の色、目の奥に
   残像となって もう一度ちりじりに
   砕けて飛び散り もえつきて
   火の残花は 私の中でもしぐれ続ける


      (by www.cha16 )



2004年08月01日

  【葉月 8月、水が燃える】


 葉月 8月 ほのかな揺らぎ

 熱風冷やして 過ぎる夕立ち

 ほてった地表に もやるまもなく
 
 空まで上れず 消えていく


 ど〜ん、ど〜ん、どど〜ん!!  
 


 空に満天 ひろがる銀河」

 開けるねぷたの囃子が渡る
 
 ねぶた流せと とどろく響き
 
  さめてむかえる 星祭
 
  
 やぁ〜〜や、どぉー  ソラァ

 やぁ〜〜や、どぉー  ソラァ
 

 北から南へ とび来る風は
 
 眠りの神々 呼び覚まし

 人もつられて 祭りの熱へ

 地表流れる 水も燃える


  ソラッ やぁ〜〜や、どぉー

  ソラッ やぁ〜〜や、どぉー


 水が燃えれば 水の底から
 
 眠りのまじょも おきだして

 星を集めに 飛んでいく

 流れる筋を見つけたら
 

 それは・・・
 囃子に乗った 燃える水


 夜空見ながら

 しんという音を たずねて歩こう


   (by www.cha16 )
2003NEPUTAへ収録



2003年08月01日

  【葉月 8月、まつりの月】


  魂が飛ぶ、太鼓の響き

  眠っていた記憶のそこから

  よみがえる
 

 ど〜ん、ど〜ん、どど〜ん!!
 

  人間たちのお祭りで

  木々も フフフ・・と笑います
 


  旧暦7月、夜空の星に

  豊作、家内安全、健康にと

        祈る祝いの 星祭
 
  夜空を走り回る 打上げ花火

  水面に涼しく 仕掛けの花火

 落ちる火の粉に我慢をさらす
           手筒の花火

 周りの暗さも怖くはないよ 
    バケツを横に 線香花火


 夏の夜には ご先祖様を

 迎えて踊る 盆踊り 

 この月ばかりは浮かれましょ♪
 
 

   (by www.cha16 )



  音楽: "spy" by mocha

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